ビジネスの変遷を企業文化に転換する
宮森:青井社長がカルチャー変革には10年かかったとおっしゃっていたことが印象的でしたが、丸井グループはその過程で大きな変革を遂げたのですね。特に、バブル期までは上意下達の組織文化が強かったと伺っていますが、その時代からどのように文化を変え、現在の共創経営へと進化してきたのか、もう少し詳しくお聞かせいただけますか?
青井:そうですね、バブル期までは特に指示命令型の文化が強く、徹底的なトップダウン型の経営スタイルでした。上層部が決定し、それを現場に従わせるというのが当たり前の時代でした。当社は特にその傾向が強い企業だったと思います。