Boxは、組織のコンテンツの扱い方を変革する「Box AIエージェント」を発表した。

AIを搭載した検索機能により、同エージェントは契約書の有効期限や会議メモの顧客名など、的を絞った回答を素早く表示する。加えてディープリサーチ機能により、大量の企業コンテンツを分析して意味や傾向を抽出。BoxのセキュアなRAG(検索拡張生成)フレームワークを使用し、最も関連性の高いファイルを自動的に特定する。
また同エージェントは、スキャンしたPDF、画像、手書きフォームなどの非構造化コンテンツを、構造化された実用的なデータへ変換。光学式文字認識(OCR)、文書インテリジェンス、自然言語処理を使用して、日付・財務数値・契約条項の種類・用語などの情報を自動的に抽出する。
Boxは同エージェントを搭載する「Box AIプラットフォーム」を、今後数ヵ月のうちに提供予定。一般販売開始間近に価格を発表する。
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